社屋ビルの塗装

ビル・社屋は外壁塗装が大事?

ALC塗装の施工事例も含めて紹介します。

「ビルや社屋の外壁塗装はお金がかかるから抑えたい」

そう考える人は多いかと思います。

ビルや社屋などで多く用いられているのが、ALCです。

強度や耐火性、遮熱性が特徴の外壁材です。

ですがALCには防水性がないため、塗装の効果が切れてしまうと、雨漏れや劣化が激しく、塗装しないとその耐久性は著しく低下してしまいます。

そこでこの記事ではALCとは何か、塗装の重要性と実際の施工事例について紹介します。

ALCとはどんな外壁材?

ALCとは軽量気泡コンクリートの略称で、コンクリートに細かい気泡がある外壁材のことです。

ALCパネルという300mm~600mmのパネルを張り合わせて成功されます。

パネルのつなぎ目はシーリングを充填して隙間を埋めます。

ヘーベルハウスなどのハウスメーカーでも施行されている外壁材で、軽量なため厚みがあることから重厚感のあるデザインや質感があるのが特徴です。

さらに厚みがある分、断熱性が高いこともメリットだと言えるでしょう。

ALCはなぜ外壁塗装が大切なの?

ALCは特に外壁塗装が大切な外壁材です。

その理由としては以下のものがあります。

・ALC自体に防水性はないため
・防水紙が施行されていないため

ではそれぞれの理由を具体的に紹介します。

ALC自体に防水性はないため

ALCがなぜ外壁塗装が大切なのかというとALC自体に防水性能がないためです。

そのため、塗装の効果が切れてくると、雨水が浸入しやすく、劣化しやすいというデメリットがあります。

ALCに雨水が浸入すると、ひび割れや破損につながります。

防水紙が施行されていないため

ALCは防水紙が施行されておらず、塗装状態の劣化により雨水が中に浸入しやすいです。

防水紙とは、外壁材と家の躯体の間に施行されており、建物内部に雨水が浸入するのを防ぐ役割があります。

通常であれば外壁材が劣化しても、防水紙が機能していれば、雨漏れは起きません。(ただし防水紙が劣化し、ゆくゆくは雨漏れの原因にはなるため早めの対処が必要ではあります) これに対してALCは防水紙が施行できないため、雨水が浸入してしまうと、そのまま雨漏れに直結してしまいます。

これらの理由からALCは雨漏れを防ぐためにも早めの塗装が欠かせない外壁材と言えるでしょう。

ALCを外壁塗装せず放置するとどうなる?

「ALCを外壁塗装しないで放置しても良いのでは?」
そう考える人も中にはいるのではないでしょうか。

ですが、外壁塗装が必要なALCを放置すると、すぐに雨漏れを引き起こしてしまいます。

その結果以下のトラブルが引き起こされます。

・ALC本体の欠け
・割れ
・雨漏れによる躯体の修繕
・建物本体の寿命が短くなる

これらの修繕にかかる費用は外壁塗装とは比べ物になりません。 外壁塗装にかかる費用を無視することは、より大きな出費を引き起こしてしまいますよ。

ALCはどのくらいの頻度で塗装すればいい?

ALCは10年前後で外壁塗装が必要になります。

それはALCの継ぎ目に施行されているシーリングの寿命が10年前後だからです。
ALCはその継ぎ目にシーリングを充填していますが、そのシーリングは10年前後で寿命を迎えます。

シーリングが劣化すると、ALCとALCの隙間に雨水が入り込んでしまい、あっと言う間に雨漏れを引き起こしてしまう可能性が。

そうなる前に塗装を行いましょう。



色褪せが見られ、塗料の機能が低下しています。


大阪市淀川区社屋の外壁塗装

塗装後、色褪せがなくなり、防水性が賦活したことが伺えます。

ALCは塗料選びが大事?ALCの施工事例

ALCは塗料の選び方が重要な塗料です。

具体的にはALCは弾性や透湿性が重要な塗料です。

その塗料の選び方が間違っていると、塗料の浮きや剥がれが生じてしまいます。

ここではALCの施工事例について紹介します。



こちらを見ると、全体的に色あせており、写真の下の方はALCのひび割れが確認できます。

建物に水が浸入している可能性も十分にあるでしょう。

こちらを外壁塗装した結果がこちらです。


京都市社屋の外壁塗装

白を基調にシンプルに仕上げました。

写真の下の方にあったヒビも補修することで、対応しています。

ALCは早めの塗装が大切

今回はALCの外壁塗装事例について紹介しました。

ALCの本体は雨水に弱いため、早めのメンテナンスが大切です。

もしALCのビルや住宅を利用している方はその状態を確認して、何か異常があれば、早めに相談してくださいね