外壁塗装のDIYは大丈夫なの?

お役たち情報

おすすめできない2つの理由

「外壁塗装は高いから自分でDIYしたい」
「外壁塗装を自分ですれば費用を抑えられる」

そう考えていませんか?

外壁塗装はどうしてもある程度の費用が必要になってしまうため、いっそ自分でやってしまった方が
よいのでは、そう考える気持ちはわからなくもありません。

ですが個人でDIYをするのはただ危険なだけではなく、うまくいかない可能性が高いです。

外壁塗装のDIYがおすすめできない理由は2つあります。

・転落の危険があるから
・失敗したときの損失が大きいから

ではその理由について詳しく見ていきましょう。

転落の危険があるから

外壁塗装は高所作業になるため、基本的に危険な作業です。

外壁塗装業者が施工するときには足場を組んで施工します。
個人でDIYをしようとすると、はしごなどで作業することになるかと思いますが、それでは
十分な安全性を確保できません。

転落すれば大怪我をしますし、後遺症が残る可能性もありますし、場合によっては
死に至る事故になる可能性も。

コストと安全を天秤にかけるのはあまりおすすめできる選択肢ではありません。

「でも転落しないように注意すればよいのでは」 と考える人ももしかしたらいるのかもしれません。

残念ながらそうとも言えません。

というのも、失敗した場合、損失がかなり大きくなってしまうからです。

失敗したときの損失が大きいから

外壁塗装を失敗した場合、損失が非常に大きいです。

その理由は以下のものがあります。

・すぐに剥離し、耐用年数より前に再塗装が必要になる
・再塗装をお願いした場合、最初に塗った塗料は無駄になる
・最初に塗った剥離しなければいけないため手間がかかる

すぐに剥離し、耐用年数より前に再塗装が必要になる

外壁塗装は適切に施工できなければすぐに剥離する可能性があります。

塗料には塗料がどのくらいもつのかという耐用年数がありますが、適切な施工ができていなければ、
その耐用年数よりもかなり短いスパンで剥離する可能性も。

具体的にはこれだけのことを意識しなければいけません。

・痛みが激しく補修が必要なところに補修を行う
・高圧洗浄を行い、古くなった塗料を取り除く
・塗料と溶剤を適切な割合で混ぜる
・適切な厚みを確保しながら塗装を行う

特に補修が必要なところの見極めや、厚みをしっかりと確保しながら塗装するのは、
そう簡単なことではありません。

これらがきちんとできていなければ、塗料は本来の性能を発揮できずすぐに剥離してしまう、
膨らんでしまう、などトラブルが発生しやすくなってしまいます。

再塗装をお願いした場合、最初に塗った塗料は無駄になる

DIYに失敗して再塗装をお願いする場合、最初に塗った塗料は全て無駄になってしまいます。

材料費は安く見積もっても、30万から50万程度はかかりますので、それらの費用をドブに捨ててしまう
可能性が高いと言えるでしょう。

最初に塗った剥離しなければいけないため手間がかかる

DIYで失敗した場合、最初に塗った塗料を剥離しなければいけなくなってしまいます。

というのも、そのまま塗ってしまうと、最初に塗った塗料から剥離してしまう恐れがあるからです。

一度塗ってしまった外壁は見た目はきれいに仕上がるケースも多く、仕上がりだけを見てその状態が
適切かどうかプロであってもほぼ不可能だと言えます。

そのため一度塗った塗料を全て剥離する必要があり、そのための手間が余分にかさんでしまい、
コストの増大につながってしまいます。

外壁塗装のDIYはハイリスクローリターン

今回は外壁塗装をDIYするのがおすすめできない理由について詳しく解説しました。

外壁塗装をDIYで施工するのは安全面から考えても、費用対効果から考えてもとてもおすすめできる
ものではありません。

外壁塗装を検討する場合は、DIYではなく、適切に状態を見極められるプロにお願いした方が間違いありませんよ。