屋根足場

屋根塗装で足場が必要な理由とは?

「外壁塗装の費用をできるだけ抑えたい」
「屋根塗装で足場設営を削除して予算を抑えたい」 そうお悩みではないでしょうか。

屋根塗装を行うときに設営する足場は、10万円~15万円程度はかかる工事です。

「屋根の塗装なら、足場なしでもなんとかできるのでは?」 屋根塗装の費用を節約しようとして、このような考え方に至る気持ちはわからなくはありません。

ただし屋根塗装で足場を施工しないのは、安全のためだけではなく、塗装の品質を確保するためにも欠かせない工事なんですよ。

そこでこの記事では、屋根塗装で足場が必要な理由について解説します。

屋根塗装で足場が必要な4つの理由

屋根塗装で足場が必要な理由は以下の4つです。

・労働安全衛生法で義務付けられているから
・近隣に迷惑がかかる
・品質に影響が出る
・安全性が確保できなくなる

ではそれぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

労働安全衛生法で義務付けられているから

足場が必要な理由は労働安全衛生法で義務付けられているからです。

労働安全衛生法では、高さが2m以上ある場所でかつ墜落の危険がある場合には、作業床を設置することが義務付けられています。

そのため、屋根塗装で足場なしで施工するのは、そもそも法律的に許されていないのです。

「じゃあどんな場合でも屋根塗装では足場は設置しなければいけないの?」 そう言われると、一部例外もあります。

近隣との間隔が近く、足場が施工できない場合には、他の安全対策を行うことで問題ないとされています。

ただし、これは足場が設営できない場合のやむを得ない措置であり、原則として足場は設営しなければいけないもの、そう考えてください。

近隣に迷惑がかかる

足場を施工しないで塗装を行う場合、近隣に迷惑がかかってしまいます。

足場は安全性の確保だけではなく、屋根塗装で行う塗料や水が近隣に飛散しないよう保護する役割があるからです。

その足場がない状態のまま、施工しようとした場合、近隣に水や塗料が飛散してしまう可能性があり、クレームに発展してしまうことも。

そのようなクレームを防止するためにも足場は必要不可欠と言えるでしょう。

品質に影響が出る

足場がないまま施工すると、屋根塗装の品質に影響が出てきます。

屋根塗装は、塗料の缶など様々な道具を持ちながら、作業を行います。

屋根の上は、風が強く吹きやすく、経験したことがない人にとって想像以上の風が吹いてもいます。

そんな中で、安定した作業を行うのは熟練した職人でも困難です。

自分の身の安全を確保しながらの作業になってしまうと、どうしても品質に悪影響が出てしまいます。 屋根塗装では、一つ一つの工程を丁寧に行わないと、その耐久性が十分に発揮されません。

すぐに浮きや剥離が発生し、再塗装になってしまう危険性もあります。

そうなってしまえば、屋根塗装にかけた費用はほとんど無駄になってしまいます。

安全性が確保できなくなる

足場が確保できないと、安全性が確保できなくなり、事故が起きる恐れがあります。

安定した足場を組んだ場合でも、事故が起きる可能性はありますし、それが足場なしの不安定な状況であればよりその危険性は高まります。

万が一の事故があった場合、私たち職人だけではなく、お客様まで不快な思いをしてしまいます。

屋根塗装の足場は屋根塗装の仕上がりにも関わる大切な行程です

今回は屋根塗装で足場を組んで施工しなければいけない理由について4つ説明しました。

具体的には以下のものがありましたね。

・労働安全衛生法で義務付けられているから
・近隣に迷惑がかかる
・品質に影響が出る
・安全性が確保できなくなる

足場なしで、屋根塗装を行うのは、職人の安全性だけの問題ではありません。
工事の品質にも関わってきますし、労働安全衛生法にも関わってきます。 もし無理に足場なしで工事をお願いしてしまっても、そのツケは必ずお客様にかかってしまうものです。

屋根塗装の際には足場をしっかりと施工してもらい、間違いない工事をしてもらいましょう。