塗装工事でスタンダードな「シリコン塗料」

シリコン塗装

日本では新築の戸建住宅の着工数が減り、リフォーム工事をして思い出の詰まった家を長く使い続ける方が増えてきています。

そのため、10年程度で塗り替え工事を考えている方は多いのではないでしょうか?

また、ここ数年屋根外壁塗装工事で使用する塗料として様々な機能を有するものが開発されています。

そのような中で何を基準にして、どの塗料を使えば良いのか迷われる方も多いと思います。そこで今回は塗料選びの基準となる「シリコン塗料」についてご紹介します。

シリコン塗料とは?

シリコン塗料は、塗料のランクとしてはちょうど真ん中のスタンダードな塗料と言えます。数多くの塗装会社やリフォーム店でも圧倒的に使われる割合が多く、各塗料メーカーの主力製品と呼ばれています。

シリコン塗料の特徴(メリット・デメリット)

●メリット

ズバリ「価格と性能のバランス」が取れていることです。

塗装工事の塗り替え目安として10~15年程と考える方が多い傾向があります。

塗り替え工事は「家の人間ドック」ともいえ、不具合を早期発見し、長持ちさせる手だてを打ちます。

シリコン塗料の耐用年数は10~15年程とそのスパンちょうどはまるため納得しやすい特徴があります。

また、ロングセラー商品が多いため実績が豊富にあるため、信頼がおける塗料とも言えます。

新製品はどの業界でも初期不良が出る恐れがあります。そのため、リスクを避け、安定を取るとシリコン塗料が人気になります。

●デメリット

シリコン塗料の最大のデメリットは「類似製品の多さ」です。

つまり言い換えると、どれを選べば良いか判断しにくいことです。

そのため、塗料選びよりも難しい塗装業者の見極めが重要になります。

良い塗料でも施工が良くないと不具合に繋がりやすいからです。

最新シリコン塗料の紹介

ラジカル制御機能付きシリコン塗料

ラジカルとは、白色顔料に紫外線が当たることで発生する有機物(塗膜)を分解するエネルギーを放出します。

このラジカルによってチョーキングなどの劣化症状の原因となりますので、このラジカルが発生しにくい白色顔料を使用したシリコン塗料のことです。

遮熱性能付きシリコン塗料

熱を反射する性能があることで、真夏の暑さを軽減することが可能になる最近人気の塗料です。

低汚染機能付きシリコン塗料

建物の美観を保つために汚れにくく開発された塗料です。

雨水で汚れを洗い流せるセルフクリーニング機能とも呼ばれています。

まとめ

値段と性能のバランスが取れているシリコン塗料をご紹介してきました。

塗料を選ぶ際に「何が」外すことができない要素なのか?を考えて皆様にあった塗料を選定することが重要です。