「外壁塗装をするならどんなタイミングがいいの?」
「外壁塗装をするならどんなタイミングがいいの?」 そうお悩みの方も多いかと思います。
外壁の塗装は、毎日雨風や日差しにさらされているため年月とともに劣化していきます。
最終的には雨水の侵入を許してしまい、雨漏れに発展してしまう恐れが。
そうならないようにするには適切なタイミングで塗装するのが大切です。
とは言え、どんなタイミングで塗装したらいいのかわからないもの。
そこで今回は外壁塗装を行うべきタイミング、劣化のサインについて見ていきましょう。
外壁塗装しないで放置するとどうなる?
「外壁塗装はできるだけ頻度を抑えたい」
「外壁塗装せずに放置していてもよいのでは」
そんな本音を抱えている人も多いかと思います。
外壁塗装は1万や2万で済むような工事ではないため、そう考えたくなる気持ちはよくわかります。
ですが、そのまま放置しておくのはおすすめしません。
というのも、症状が進行すればするほど、症状が進行してしまい、その補修にかかる金額がどんどん
大きくなってしまうからです。
最悪の場合、雨漏れで建物の構造本体にダメージを与えてしまいます。
そこまで症状が進むと塗装でなんとかなる問題ではなく、何百万単位の補修工事が必要に。
必要以上の出費を抑えたいのであれば、そうなる前のできるだけ適切なタイミングで塗装した方が
間違いありませんよ。
外壁塗装をするタイミングは劣化のサインを見極めよう
外壁塗装をするタイミングを知りたいのであれば、劣化のサインを見逃さないことが大切です。
現状外壁は10年?15年程度で劣化していきます。
「でも外壁が劣化したかどうかなんて見たところでよくわからない」
そうお考えになる気持ちもよくわかります。
外壁はおよそ10年くらいすると、以下のような現象が現れます。
- 外壁が色あせる
- 触れると粉がつく
- 苔やカビの発生
- 塗膜の浮きや剥がれ
- 外壁のひび割れ
- シーリングの剥がれ
- サビ
これがいわゆる外壁劣化のサインです。
正確に必要な工事を見極めるのは難しいですが、このサインを見つけるのはそれほど難しいことではありませんよ。
外壁が色あせる
外壁を塗装してあるいは新築から7~8年ほど経過すると、徐々に外壁の色が色あせていきます。
これがおそらく外壁に現れる最初の劣化のサインです。
この時点では雨漏れなどになる心配はなく、それほど急いで塗装を検討する必要はありません。
ですがそのまま放置し続ければ、外壁の劣化が進行してしまいます。
「できるだけ今の家に長く住みたい」
そうお考えであれば、この段階より症状が進む前に塗装するのがおすすめです。
触れると粉がつく
色あせはじめた外壁に触れたときに、粉のようなものが付着した体験をしたことがありませんか?
これはチョーキングといい、外壁の保護成分が流出しはじめているサインです。
この段階から、徐々に雨水が外壁に浸透しやすくなり、放置しておくとどんどん劣化が進行します。
苔やカビの発生
外壁の劣化がさらに進むと、雨水が外壁にとどまりやすく苔やカビが発生しやすい環境が生まれてしまいます。
見た目が悪くなるだけではなく雨水が流れにくくなり、より劣化が進行しやすい状態に。
特に湿気がこもりやすい北面などで発生しやすい症状です。
塗膜の浮きや剥がれ
外壁の劣化が進むと、外壁の浮きや剥がれが見られるようになってきます。
これ以上症状が進むと、外壁に直接ダメージが現れはじめ補修工事が必要になり、余分な作業が発生してしまうことも。
この段階まで症状が進んでいるのであれば、本格的に塗装工事の段取りを進めるべきタイミングです。
外壁のひび割れ
外壁にひび割れが見られる場合もあります。
主にモルタル仕上げの外壁に多く見られます。
放置すると、雨水が躯体に入り込みダメージを与えてしまいますので、できるだけ早めの塗装が必要な状態です。
シーリングの剥がれ
外壁材がサイディングの場合、シーリングという材料が剥離してしまうことがあります。
サイディングは板と板を貼り合わせるため、どうしても隙間ができてしまいます。
シーリングはその隙間を埋めるための材料です。
ただし外壁と同様にこのシーリングも劣化し徐々に痩せていきます。
最終的には一部剥がれて隙間ができてしまうことも。
こうなると雨水が躯体に入り込むため、この症状が現れたらできるだけ早めに塗装するべきです。
サビ
トタンやガルバリウム鋼板仕上げの外壁の場合、サビが発生してしまう場合があります。
サビは放置しておくと、最終的に穴が空いてしまいます。
そうなれば当然雨水が入り込みますので、そうなる前に対処が必要です。
外壁塗装のタイミングを見分けるだけなら難しくない
今回は外壁塗装を検討するべき具体的なタイミングについてお伝えしました。
外壁の劣化具合は専門的な知識が必要なイメージがありますが、そのタイミングを見極めるだけなら
普段外壁に接していない人でも難しくありません。
もしタイミングに迷ったら、外壁に手を触れてみてチョーキングがあるかどうか確認することから
チェックしてみてください。