「断熱塗料ってどのくらい効果があるの?」
「塗るだけで断熱できるって本当か怪しい」
そうお考えの人もいるのではないでしょうか。
断熱材で断熱するならともかく塗料はそれほど厚みもなく、それだけで断熱するというのはイメージがわかないですよね。
そこで今回は以下の点について解説します。
・断熱塗料とは?
・断熱と遮熱塗料は別のもの!
・断熱塗料が効果を発揮しない場合がある?
断熱塗料とは?
断熱塗料とは、塗料自体が熱を吸収し、中までその熱を届かせないようにする塗料のことです。
断熱塗料の塗膜は熱を吸収しやすく冷めにくいという性質を持っています。
熱を塗料の内部にだけ留めるため、内部まで熱が伝わるのを防ぐことができるのが特徴。
ためた熱は夜になって冷えてくるときに徐々に放出します。
そのため、冬の寒い時期でも断熱塗料は効果を発揮します。
ただし、夏場の夜も熱を徐々に放出してしまうため、ヒートアイランド現象の対策としては不十分です。
「外の暑苦しさをなんとかしたい!」 そうお考えであれば、遮熱性を持った塗料を選ぶ必要があります。
断熱と遮熱塗料は別のもの!
断熱塗料の中には遮熱性を持っている塗料もあります。
「断熱と遮熱はどう違うの?」 と疑問の方もいるかと思います。
断熱塗料が塗料の内部に熱をとどめる性質の塗料なら、遮熱塗料は熱を反射し、外壁に熱が伝わりにくくする
性質を持っている塗料です。
そもそも塗料に対して伝わる熱の量を減らせるという特徴を持っています。
ただし、熱をためる性質はないため、冬の寒さを抑えるといった効果はありません。
この遮熱性と断熱性は互いに反発するような性質ではなく、ガイナ塗料などは断熱と遮熱という両方の性質を持っています。ガイナについてはこちら
断熱塗料が効果を発揮しない場合がある?
「断熱塗料を塗れば、どんな場合でも断熱できるの?」 と考える人もいるかもしれませんが、残念ながら
そうとは言い切れません。
というのも、家全体の断熱対策が十分ではないと効果がないからです。
これだけ聞くとどういうことかわかりにくいですよね。
そんな方は魔法瓶の水筒を思い浮かべてみてください。
魔法瓶の水筒に冷たいものや温かいものを入れておくと保温効果があるので、そのままに近い状態を維持できます。
ですが、このときに蓋が開いていれば話が変わります。
そこから熱が逃げてしまうため、魔法瓶であってもほとんど保温効果を発揮しませんよね。
住宅についても同様のことが言えます。
・窓から逃げる熱の割合が大きい
・断熱材がそもそも不十分
上記のような場合には断熱塗料を塗ったところで、ほとんど効果を発揮しません。
また断熱効果はこうした周辺環境の影響が大きく、感じ方も個人差があります。
そのため、断熱効果をどれほど感じられるかは環境や個人の感じ方で大きく変わるため、一概にどのくらいとは
言えません。
断熱塗料はプラスアルファの要素として考える
今回は断熱塗料とは何か、その具体的な性質や特徴をお伝えしました。
今回のポイントをまとめると、以下の通りです。
・断熱塗料は、熱を吸収し、夏や冬の環境を快適にするが、ヒートアイランドには効果がない
・遮熱塗料は、熱を反射し、夏場涼しい環境を作るが、冬は効果を発揮しない
・断熱性と遮熱性を併せ持つ塗料もある
・施工環境によっては断熱塗料を施工しても十分な効果を発揮しない
これで、断熱塗料はどんな性質なのか、そのイメージが掴めたのではないでしょうか。
断熱塗料は施工周りの環境の影響が大きいため、どのくらいの効果が期待できるかは塗ってみないとわかりません。
そのため、塗料の断熱性はあくまでプラスアルファで考えるのがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
もしあなたが断熱塗料で施工したいと考えているなら、ガイナがおすすめです。
ガイナには細かいセラミック樹脂が配合されており、断熱性と遮熱性を併せ持つ塗料。
体感温度が3度変わったという人も中にはいます。
断熱塗料を考えているならぜひガイナを検討してみてください。