外壁のサッシ周辺や外壁材の継ぎ目などは、シーリングを充填して納めることが一般的です。
またシーリングは建物にとって非常に重要な役割がありますが、それはどのような内容でしょうか?
今回はシーリングの重要な役割について、おもに3つに絞ってご紹介したいと思います。
シーリングの3つ役割とは?
シーリング重要な3つの役割は以下の通りです。
- 防水機能
- 緩衝機能
- 外観向上
防水機能
シーリングの最も重要な役割といえば防水機能になるでしょう。
外壁の隙間部分にシーリングを充填することで、雨水などが建物内部に侵入することを防ぎます。
緩衝機能
シーリングは、弾力性があることも大きな特徴です。
万が一の地震発生時など、外壁材が揺れることがあってもシーリングは追従しながら衝撃を効率よく吸収します。
また温度変化による外壁材の伸縮にもシーリングの弾力性が適応するため、外壁材の破損防止にも効果を発揮します。
外観向上
サッシ周辺や外壁材の継ぎ目など細かい納まりは、シーリングを充填することで見た目に美しい仕上げが可能です。
この役割は、施工者によって品質が左右される部分にはなりますが、プロだからこそ実現できる技術ともいえるでしょう。
シーリングは定期的なメンテナンスが必要!
シーリングには建物を守る重要な役割があります。
ただし経年とともに必ず劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
もしメンテナンスを怠ると、シーリングはひび割れや剥離などの症状が現れ、そこから徐々に水分が侵入することがあります。
水分が侵入すると、雨漏りを起こしたり、構造を傷めたりなど、建物にとってさまざまな悪い影響を及ぼします。
また緩衝機能も効果を失い、外観も損なうでしょう。
シーリングの劣化による建物へのダメージは非常に大きいため、7~10年程度を目安としてメンテナンスを続けることが重要です。
まとめ
シーリングのメンテナンスは、劣化の状況によっては足場を設置して全面的に行わなければいけないケースもあります。
その場合は、メンテナンスコストを考慮して屋根や外壁の塗り替えも併せて検討してみてもよいでしょう。