「外壁塗装はしたいけれど、近隣とのトラブルが起きないか不安」そうお悩みではないでしょうか。
外壁塗装の工事中は、大型の車両が出入りすることや、塗料の飛散による影響などがあり、近隣トラブルが起きてしまう事例は少なくありません。
しかし、適切な対応をとっていれば、その危険性を最小限に抑えられます。
この記事では近隣トラブルの事例と、そのの予防法について具体的にお伝えします。
近隣トラブルの事例
「近隣トラブルといってもどんな事例があるの?」
そう思われる方もいるのではないでしょうか。
これらは一例ですが、以下のような事例があります。
・足場設置作業や塗装工事の音がうるさい
・塗装工事の影響で、近隣の人の洗濯物が汚れた
・建物や車などに塗料が付着した
・匂いが気になった
・休日に作業されて落ち着かなかった
・家の近くに車があって邪魔になった
・工事があることを知らなかった
これらの事例の多くは、近隣挨拶がきちんと行われていないことが原因で起こります。
そのためこうした近隣トラブルを防ぐためにも、きちんと近隣挨拶を行うことは工事を円滑に進めるための必須項目とも言えるでしょう。
近隣トラブルを防ぐためのポイントとは
「近隣挨拶といってもどんなことをするのかわからない」
そうお考えの方もいるのではないでしょうか。
近隣挨拶はただやっていればよいというものではなく、必要なポイントを押さえておくことが大切です。
具体的には以下のポイントがあります。
・近隣挨拶で伝えるべきことをきちんと伝えていること
・協力が必要な場合など適切なタイミングで挨拶を行うこと
・職人のマナーがしっかりとしていること
・クレームが心配な場合には、お客様も同行し挨拶を行う
では次で詳しく解説します。
伝えるべきことをきちんと伝えていること
近隣挨拶では伝えるべきことをしっかりと伝えておくことが大切です。
「何を伝えるべきなの?」
そう不安な方もいるかもしれませんが、具体的には以下の通りです。
・工事の期間(土日作業の有無)
・作業時間
・施工業者と連絡先
・塗装をする家の住所
・工事の大まかな内容
・工事に際して迷惑をかけるが協力をお願いしますという趣旨
・近隣の方にご協力いただきたいこと
これらの趣旨の挨拶を工事1週間前には、伝えておくようにしましょう。
これらの挨拶文は塗装業者の方で用意してくれるのが一般的ですが、具体的にどんなことを伝えておくべきなのか、知っておくと役に立ちますよ。
協力が必要な場合など適切なタイミングで挨拶を行うこと
外壁塗装の工事中は作業内容によっては、近隣の方にご協力をいただかなければいけないこともあります。
具体的に言えば、以下のものが該当します。
・工事の着工(足場設置)のタイミング
・高圧洗浄をするとき
・塗装中塗料の飛散が予想されるとき
・足場の撤去時
・完了時
これらのタイミングでは、洗濯物を干すのを避けて欲しい場合や、隣の家に塗料が付着しないように養生を行わなければいけないケースがあります。
これらのタイミングでしっかりと挨拶し適切な行動をとっておくと、トラブルを防ぎスムーズな工事を行います。
一般的には両隣向こう3件裏3件まで挨拶を行いますが、住宅の立地条件などの影響で、他にも影響が及びそうな場合や、しっかりと挨拶が必要な方などがお住いの場合には、より範囲が広がることもあります。
職人のマナーがしっかりとしていること
近隣トラブルを起こさないためには、職人のマナーも大切なポイントです。
・タバコを家の近くで吸っていないか
・ゴミを散らかしていないか
・話し声がうるさくなっていないか
これらの職人の姿勢がクレームに発展することもあります。
しっかりした業者であれば、工事内容だけではなく職人の対応やマナーもしっかりしており、トラブルなく工事を進められます。
クレームが心配な場合には、お客様も同行し挨拶を行う
クレームが心配であれば、お客様も近隣挨拶に同行し、挨拶をするのがおすすめです。
多くの場合は、施工業者が挨拶を行っていれば問題ないことも多いです。
しかし、近隣の方の中には「なぜ施主がしっかりと挨拶をしないのか」と不安に思われる方もいらっしゃいます。
そのため、時間に余裕があるのであれば、お施主様の方でもしっかりと挨拶を行なっておくとトラブルが回避しやすくなりますし、挨拶の際に注意するべきことがあれば、その旨を塗装業者にしっかりと伝えておきましょう。
密なコミュニケーションで、トラブルを未然に防ごう
この記事では、近隣トラブルが起きる事例や原因、その予防方法についてお伝えしました。
近隣トラブルは、様々な事例がありますが、近隣の方との挨拶がしっかりと行えていないことが原因で発生するケースがほとんどです。
そのため、近隣挨拶をしっかりと行って近隣との関係を良好にしておくことでスムーズが工事が行いやすくなりますよ。
塗装工事を検討中でトラブルを回避したいのであれば、まずはこれらのポイントを押さえ、どこにどんな挨拶を行うべきか、ポイントを整理することから始めましょう。