外壁モルタルの塗装はどうするべき?適切な塗装方法をわかりやすく

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外壁モルタル工事は他の塗装工事とは、大きな違いがあり、劣化のサインも他の外壁材にはない特徴があります。
しかし、どのような違いがあるか、わからない人も多いのではないでしょうか。

本記事ではモルタル外壁の特徴や劣化のサインについて解説します。
モルタル塗装をご検討の方はぜひ参考にしてください。

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁とは、どのような外壁なのか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
ここではモルタル外壁の特徴について解説します。

継ぎ目のない仕上がり

モルタル外壁の特徴は継ぎ目がなく、仕上がっていることです。
多くの外壁材は板状になっており、板を張って施工するため、板と板の継ぎ目ができます。

他の外壁材の多くがこの継ぎ目を塞ぐためにコーキング材という材料を充填しているのですが、モルタル外壁の場合には、そのような欠点がないことが特徴です。

継ぎ目がないことで、見た目の印象がスッキリし、スタイリッシュな印象になるため、モルタル外壁が好きな人も多数います。

表面がザラザラしていることが多い

表面がザラザラしていることが多いのがモルタル外壁の特徴です。
モルタル外壁の下地は平坦なものですが、吹付塗装により、タイル調などさまざまな仕上げ方ができます。

ザラザラした表面により、独特の陰影が生まれ、他にはない印象が与えられる点が特徴です。
その反面、ザラザラした表面により、外壁にゴミが付着しやすく、カビや苔が生えやすい、見た目が悪くなる場合があります。

モルタル外壁劣化のサイン

モルタル外壁が劣化するとどのような症状が見られるのか、事前に把握しておくと、塗装するべきタイミングが見極められます。
どのような症状があるか、次の見出しで詳しく解説します。

浮きや剥がれ

モルタル外壁劣化のサインは塗料の浮きや剥がれです。
塗料の浮きや剥がれがある場合、外壁塗装の重要な役割である、雨水から外壁を守るという役割が果たせません。
放置することで、浮きや剥がれが全体に広がるため、早期の対応が重要です。

症状が悪化すると、表面の塗料だけではなく、モルタルそのものの剥がれが起きる可能性があります。そのような場合には、塗装で工事ができなくなるため、注意が必要です。

ひび割れ

モルタルはひび割れが起きやすい仕上げ方ですが、問題があるひび割れとそうではないひび割れがあります。

問題がないのは、髪の毛くらいの細さのヘアークラックと呼ばれるひび割れです。
このひび割れの場合、中に雨水が侵入することは少なく、耐久性にすぐに影響を及ぼすということはありません。放置を続けるとひび割れが大きくなる可能性はあるものの、緊急性は高くありません。

幅0.3mmを超えるようなクラックの場合、雨水が内部に入り込む可能性があります。
目安としては名刺くらいの厚みの紙が入るかどうかで判断してみるとよいでしょう。

このようなひび割れは放置すると、ひび割れが拡大するだけではなく、放置するとモルタルそのものの滑落に発展しかねません。

チョーキング

チョーキング現象が見られたら、外壁塗装をするべきタイミングといえます。
チョーキングとは、外壁に触れたら粉のようなものが付着する状態です。
これは塗料の顔料が表に出た状態で、塗料がもっている保護性能が劣化した証明といえます。

そのため、この状況が見られた場合には、早めに塗装をすることで、塗料の劣化を抑えられます。

カビやコケ

カビやコケが付着していると、劣化の進行が早まります。
軽度の状態であれば、すぐに何かトラブルが起きるということではありませんが、建物の美観も損ない、衛生的だともいえません。

特に建物の北側や湿気がこもりやすい場所はカビやコケが発生しやすくなります。

まとめ

外壁モルタルの特徴や劣化のサインについて解説しました。
外壁モルタルは意匠性が高く、スタイリッシュなデザインにできることが特徴ですが、劣化を放置すると、大掛かりな工事が必要になる可能性があるため、劣化のサインが見られたら、早期に対処することが大切です。

失敗しない塗装業者選びの参考にしてください。