屋根の塗装
屋根塗装の耐用年数はどのくらい?
「屋根塗装で耐用年数が高い塗料が知りたい」
「屋根塗装で一度塗装すると、どのくらい持つのか知りたい」
そうお悩みではありませんか?
屋根塗装はその価格だけではなく耐用年数が非常に重要です。
安くても耐用年数が短い塗料であれば、その分コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
とはいえ、外壁塗装の塗料をどう選べば良いかわからないという人も多いかと思います。
そこでこの記事では、屋根塗装の耐用年数はどのくらいなのか、どのような塗料を選ぶべきなのかについて解説します。
屋根塗装の耐用年数を考えるときのポイント3つ
屋根塗装の耐用年数を考えるときのポイントは以下の3つです。
- 屋根塗装の耐用年数は外壁塗装よりも短くなる
- 屋根材に合わせて考える
- 屋根塗装の耐用年数は外壁塗装とのバランスで考えるのがおすすめ
ではそれぞれのポイントについて次で見ていきましょう。
ポイント1:屋根塗装の耐用年数は外壁塗装よりも短くなる
屋根塗装の耐用年数は外壁塗装よりも短くなります。
というのも、屋根は太陽光や紫外線、雨風を直接受ける場所だからです。
大まかな基準ではありますが、同じ塗料だと仮定した場合、劣化のスピードは1.5倍程度だと考えると良いでしょう。
例えば、シリコン塗料を外壁に使った場合の耐用年数は大まかに12?15年程度ですが、屋根塗装に使った場合には、7?10年程度の耐用年数になります。
ポイント2:屋根材に合わせて考える
屋根塗装では、使う塗料の耐用年数で考えることも大切ですが、屋根材に合わせて考えることも大切です。
なぜなら、屋根材と塗料の相性があるからです。
例えば、トタン屋根であれば、密着性の高いウレタン塗料が良いですし、断熱性に不安があるガルバリウム鋼板,なら、断熱塗料が相性が良いでしょう。
シリコン塗料であれば、汎用性があるため、ある程度どんな屋根材にも対応できます。
屋根塗装を考える上で、耐用年数はとても重要ですが、その耐用年数は屋根材と塗料の相性で変わることもあります。
ポイント3:屋根塗装の耐用年数は外壁塗装とのバランスで考えるのがおすすめ
塗料ごとの耐用年数は?
「塗料ごとに耐久性がどのくらい違うのか知りたい」 そう考える方もいるでしょう。
ここでは塗料ごとの耐用年数について具体的に見ていきましょう。
屋根塗装で使われる塗料は以下のものが挙げられます。
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
- 遮熱塗料
ではそれぞれの塗料の違いについて次に具体的に紹介します。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は、シリコン塗料が発売される前までよく使われていた塗料です。
耐用年数はおよそ、5?7年程度とやや短めです。
シリコン塗料と比べると、価格がわずかながら安いのがメリットですが、シリコン塗料よりも耐用年数が短く、総合的なコストパフォーマンスではシリコン塗料に敵いません。
ただし、塗料として樹脂が柔らかく弾性があるため、トタン屋根などの塗装におすすめです。
シリコン塗料
シリコン塗料は、値段と耐用年数のバランスが良いため、外壁塗装で頻繁に使われる塗料です。
耐用年数は7?10年程度とウレタン塗料よりも長持ちします。
耐熱性に優れ、紫外線にも強く、屋根塗装に適した塗料だと言えるでしょう。
また塗料として汎用性も高く、ほとんどの屋根材で利用できます。
できるだけコストを抑えて屋根塗装をしたいけれど、耐用性も長いものが良いという場合におすすめです。
フッ素塗料
フッ素塗料は高級塗料で、耐用性が13?15年程度と長持ちする塗料です。
価格がシリコン塗料と比べて倍近く金額が変わるため、コストパフォーマンスではシリコンの方が優れています。
遮熱塗料
遮熱塗料は、太陽の光などを反射させることで、屋根材に熱がこもるのを防ぐ役割があります。
それだけではなく、耐用年数も長いため、屋根に様々な機能を付与したい人におすすめです。
特にトタンやガルバリウム鋼板など、断熱性に不安がある屋根材に塗布することで、住宅内の環境を整えやすくなるでしょう。
屋根塗料の耐用年数はライフサイクルで考えましょう。
今回は屋根塗装の耐用年数について考え方のポイントと塗料ごとの耐用年数について紹介しました。
屋根塗装は耐用年数で考えることも重要ですが、外壁塗装との兼ね合いや屋根材との相性で考えることも大切だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
屋根塗装を考えるときには、外壁塗装の状態との兼ね合いで考えて、最適なタイミングで塗装を行なってくださいね。