シリコンの特徴
「シリコン塗料ってどんな塗料なのか知りたい」 そうお悩みではありませんか?
シリコン塗料は外壁・屋根の両方に使われる塗料で、費用と耐用年数の観点でコストパフォーマンスが高く、いわゆる「安くて良い塗装」として、高い人気を誇る塗料です。
とはいえ普段外壁塗装に馴染みがない人だとどういうことかいまひとつピンとこないですよね。
そこでこの記事では以下の点について解説します。
- シリコン塗料とは?
- シリコン塗料のメリット
- シリコン塗料のデメリット
- なぜシリコン塗料はそんなに人気なの?
- シリコン塗料を塗装するときの注意点
では早速その詳しい内容について見ていきましょう。
シリコン塗料とは?
シリコン塗料は、合成樹脂にシリコンが含まれている塗料のことです。
塗料には大まかに、
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料 の4種類に分かれています。
塗料によって多少の特徴がありますが、下に行くほど塗料としてのグレードが高く、耐用年数が上がると考えてよいでしょう。
シリコン塗料のメリット
シリコン塗料のメリット シリコン塗料の特徴は以下のものがあります。
- 価格と耐用年数のバランスが良い
- 汚れがつきにくく、きれいな状態が長続きする
- 耐候性が高い
ではそれぞれのメリットについて具体的に紹介します。
価格と耐用年数のバランスが良い
シリコン塗料は耐用年数が10年~15年前後です。
それにも関わらず、他の塗料と比べてもそんなに高いわけでもありません。
汚れがつきにくく、きれいな状態が長続きする
シリコン塗料は汚れがつきにくい塗料です。
塗膜が固く撥水性が高いため、汚れが付着しにくいという特徴があります。
そのため、雨や土埃などで汚れず、見た目が劣化しにくいため、汚れが気にならずに済みますよ。
耐候性が高い
シリコン塗料は耐候性が高いことが特徴です。
耐候性とは、気候の変化に耐えられる能力のこと。
シリコン塗料は、600度まで耐えられるため、暑い地域でも問題なく利用できます。
シリコン塗料のデメリット
シリコン塗料のデメリットは以下のものがあります。
- 弾性がないシリコンはヒビ割れする
- 質が悪いものが一部存在する
ではそれぞれのデメリットについて紹介します。
弾性がないシリコンはヒビ割れする
シリコン塗料の中には弾性がないものがあります。
弾性とは、塗料の伸び縮みする性質のことです。
建物は車の通りや地震などで微妙に揺れています。
そのため、特に外壁材によっては弾性が求められるものもあり、そうした外壁に塗布してしまうとひび割れしてしまう可能性も。
そうなると、塗料としての耐用年数を十分に発揮できません。
質が悪いものが一部存在する
シリコン塗料の中にはシリコンの含有率が低く質が悪いものもあります。
この差はシリコンの含有率にあります。
シリコンはそれ自体で塗料として成立しないため、アクリル樹脂の中にシリコンを混ぜて作られます。
そのため、シリコンの含有率が少ない塗料だと、耐用年数が下がり、すぐに劣化してしまうなんてことも。
「シリコンだから大丈夫」 そう安心せず、その含有率や耐用年数について確認することが大切ですよ。
なぜシリコン塗料はそんなに人気なの?
「シリコン塗料がどうして人気なのかわからない」 そう考える人もいるのでしょうか。
外壁塗装について調べていると、シリコンについて触れることは多いかと思います。
その理由は耐用年数と費用のバランスがよくいわゆる「安くて良い塗料」だと言えるからです。
外壁塗装の塗料を選ぶときの観点として大切なのが、耐用年数です。
シリコン塗料の耐用年数はおよそ10年前後ですが、ウレタン塗料の場合は6~8年程度しか持ちません。
にも関わらずウレタン塗料と比べると、値段はそれほど変わらないため、コストパフォーマンスで考えると、シリコン塗料の方が高いパフォーマンスを発揮します。
シリコン塗料よりも、耐用年数が高い塗料もあるのですが、外壁の種類や補修内容によってはオーバースペックになってしまうこともあります。
耐用年数と値段のバランスが優れていること、それがシリコン塗料が人気になる最大の理由です。
シリコン塗料は、バランスの取れた人気塗料
今回はシリコン塗料の魅力について具体的に紹介しました。
シリコン塗料は耐用年数と、値段の安さから、「できるだけ安くて良い塗料がいい」という人に特にオススメできる塗料です。
もしコストを抑えつつきちんとした塗装をしたいとお考えであれば、ぜひ採用を検討してみてください。