クレームはないの?その対処法は?全部まとめて解説
「ガイナが気になるけれど、本当にデメリットはないの?」 という疑問はないでしょうか。
ガイナとは遮熱性・断熱性を持つ塗料で、それと同時にシリコン塗料以上の耐久性を持っています。
ここまで聞くと「そんなにいいことばかりなはずはない」と感じる人も中にはいますよね。
そこで今回はガイナにはデメリットと言えるものがあるのか、あるならどう対処したらよいのか具体的にお伝えします。
ガイナでクレームが起きるケースとは
ガイナは優れた塗料であることは間違いありません。
ですが、ガイナは施工業者や認識の不一致によってクレームが起きてしまうことも
①:仕上がりがきれいにいかない場合がある
②:断熱効果の期待しすぎ
③:全く汚れない訳ではない
①:仕上がりがきれいにいかない場合がある
ガイナは塗装業者の腕や管理の仕方によって、仕上がりが十分ではないケースがあります。
それにはガイナには他の塗料にはない特性があるからです。
それは以下の2点です。
・セラミックビーズが多量に含まれ、塗りにくさがある
・他の塗料と違い3ヶ月の使用期限がある
ガイナは他の塗料と違いセラミックビーズが含まれており、ぼてっとした塗料です。
そうした特徴があるため塗装業者にとって塗りにくい塗料です。
ガイナは水性塗料のため生産してから3ヶ月以内に使用しなければいけません。
水分が徐々に蒸発してしまい、十分な性能が発揮できなくなってしまうから。
この2点によって、ガイナの施工手順や特性を十分に理解していないと、ガイナを塗ったにも関わらず
十分な耐久性を発揮できなかったり、剥離するなどのトラブルが発生してしまうことも。
そのためガイナで塗装したい場合にはガイナの施工実績がある業者を選ぶことがとても大切です。
②:断熱効果の期待しすぎ
ガイナは他の塗料と違い断熱効果が期待できる塗料です。
ただし、施工環境によっては十分な断熱効果を発揮しないことや、その断熱効果に過度な期待を寄せていると、
「失敗したな」と感じることもあります。
それには以下の理由があります。
・断熱効果は住宅の環境によって変わるから
・効果の感じ方には個人差があるから
断熱効果は外壁以外の他の要因に影響されることがあります。
例えば窓の隙間が空いていたり、窓の数が多かったりすると、それだけ断熱効果は失わることが。
そうなってしまえばガイナの効果以上に熱損失の影響が大きくなってしまい、断熱効果が十分に発揮できません。
ガイナの断熱効果は体感気温で3度変わると言われていますが、その感じ方には個人差があります。
そのためガイナを塗装したい場合には、他の断熱対策が十分であるかから考える必要があります。
③:全く汚れない訳ではない
ガイナは他の塗料と比べると汚れにくい塗料です。
というのも静電気が付着しにくい性質と雨水と一緒に汚れが流れやすい性質を持つから。
そうした性質に期待をしている人も中にはいます。
ただし全く汚れないかと言われたらそうではありません。
ガイナはセラミックビーズが多量に含まれるため、その仕上がりはざらっとした仕上がりになります。
ざらっとした仕上がりになるため、例えば土ぼこりが舞うような環境であれば付着しますし、
どの程度汚れるかは周囲の環境に影響を受けやすいもの。
ガイナは汚れにくい塗料であることは間違いないのですが、全く汚れない訳ではないため過剰な期待は禁物です。
ガイナのクレームは心配するほどのものではない
今回はガイナで起こり得るクレームとその対処法について解説しました。
その対処法は以下のものがありました。
・施工実績豊富な業者に塗装をお願いする
・遮熱性や汚れにくさに過度な期待はしない
こうした点を考えてみると、ガイナは施工実績がきちんとある業者にお願いさえすれば、耐久性も高く安心できる塗料である、ということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
外壁塗装を検討している人はこの機会にぜひガイナを検討してみてください。