外壁塗装は高額な工事のため、色選びでのっぺりしてしまって後悔したくはないですよね。
しかし、のっぺりした印象をどう回避すべきか、わからない人も多いでしょう。
今回は外壁塗装でのっぺりしてしまう理由と、対処法について解説します。
外壁塗装の色選びでお困りの方はぜひ参考にしてください。
色での失敗は取り返しがつかない
外壁塗装は色で失敗しても塗り直しが難しいため、慎重な判断が必要です。
どうしても塗り直したい場合でも、よほどのことがなければ、塗り直し料金がかかってしまいます。
事前に外壁の形状や、素材を確認し、よりマッチした色合いをしっかりと選ぶことが大切です。
外壁のシミュレーションやサンプルを取り寄せるなどして、失敗がないようにしましょう。
外壁塗装でのっぺりしてしまう理由
外壁塗装でのっぺりしてしまう理由としては、以下の3つがあります。
・光沢が強すぎる
・凸凹が少ない
・明るい単色で塗装する
これらが複数要因関係すると、のっぺりしやすくなるでしょう。なぜなのか、次で解説します。
光沢が強すぎる
光沢が強すぎると、太陽に対して強く反射し、建物の厚みを感じにくい仕上がりになります。
光沢が全くないと、塗り替えしたときの印象が地味になってしまうこともあるため、適度に光沢を持たせるくらいがちょうどよいでしょう。
凹凸が少ない
外壁材の仕上げで凹凸が少ないとのっぺりしやすくなります。
立体感がある仕上がりの場合、自然と陰影が生まれ、単調さを感じさせないためです。
明るい単色で塗装する
白やベージュなどの単色のみで塗装すると、のっぺりとした印象になることがあります。
これらの色は明るく、外壁塗装で採用されることが多い色です。
しかし、凹凸がない場合は、顕著に影響してしまいます。
のっぺりさせないためには
のっぺりした印象を変えるためには、以下のような対策が効果的です。
・複数色で仕上げる
・付帯部分の色合いを変える
・ツヤを抑える
どのようなことに気をつけるべきか、次で解説します。
複数色で仕上げる
複数色で仕上げると、単調な印象がなくなります。
ただし、色をあまり増やしすぎると、悪目立ちしてしまうため、2〜3色程度に抑えることがおすすめです。
色をガラリと変えるのではなく、明度やトーンをある程度意識して選ぶと、メリハリがある色選びができるでしょう。
扉などの部分にアクセントカラーを採用することも選択肢です。
付帯部分の色合いを変える
付帯部分とは、軒天や樋などの部分です。
これらの部分に対してアクセントカラーをつけると、色のメリハリが生まれ、のっぺり感をなくせます。
ツヤを抑える
ツヤが強すぎると、建物の厚みが失われます。
ツヤの割合は選べることが多いため、ツヤの有無を事前に選んでおきましょう。
ツヤの有無は凹凸の有無も影響します。
凹凸がある場合はツヤを抑え、逆に少ない場合には、少しツヤを強めにするのがおすすめです。
のっぺりしないよう、色選びは慎重に
今回は外壁塗装でのっぺりしてしまう原因や、対処法についてお伝えしました。
外壁塗装は色や塗料の性質、現状の外壁の凹凸などに合わせて、ツヤの有無や色の選び方を工夫することが大切です。
のっぺりしない仕上がりを考える際の参考にしてください。