近年、塗り替え工事をする際、シリコン塗料やフッ素塗料などの高品質かつリーズナブルな製品が主流になっています。更なる高耐候性製品として無機塗料も人気が出てきています。
そのような中で、アクリル塗料やウレタン塗料などの低コストかつ耐候性など劣る製品が存在し、塗り替え工事では使用されています。そのような製品を使用されて早期の劣化などは怖いですよね。
今回はアクリル塗料やウレタン塗料について正しい知識を持っていただいて、納得した塗り替え工事ができるようにご紹介をさせていただきます。
1.実際にアクリル塗料やウレタン塗料は使われているの?
ズバリ「塗り替え工事に使用されています」が回答となります。ただし、塗装する部位を限定して使われることが多いという補足説明が入ります。
主に、室内、軒裏、雨樋、雨戸、門扉などの付帯部位に使われることが多い傾向があります。太陽光が当たりにくい部位、屋根や外壁の建物本体から離れた付帯物などとなります。もちろん、高いシリコン塗料やフッ素塗料などをこれらの部位に塗ることはできます。どの部分に工事費用をかけるのかが重要です。
2.アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、日本の塗料のランクとしては低い位置であり、粗悪品というイメージがあります。
それは、「屋根や外壁などの紫外線が当たりやすい箇所」に使用されたという限定的な話です。
確かにアクリル塗料を屋外の屋根や外壁に使用すると数年でチョーキング現象が発生します。
しかしながら現在でも、室内の壁面、軒裏などの直射日光を避けられる部位には多くのアクリル塗料が使われています。
ある程度の耐候性は持ち合わせているため、室内でも太陽光が当たる箇所も耐えることができます。
3.ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、アクリル塗料以上シリコン塗料以下の耐候性となるため、屋外の屋根外壁に使う塗料としては最低ランクと言えます。
絶対に使えないわけではないですが、避けられた方が無難です。
実際の塗り替え工事では、雨樋、雨戸、門扉などの付帯部にウレタン塗料が使われることが多いです。塗装工事の値段を抑えたい方は付帯部にウレタン塗料をおすすめします!
ただし、屋根や外壁にフッ素塗料などを採用すると、付帯部だけ早めに劣化するので、付帯部にシリコン塗料を使うなど耐候年数を近づけるなどの選択がおすすめです!
4.まとめ
アクリル塗料やウレタン塗料についてご紹介しました。これらは、絶対的に使うと悪だ!ということはなく、使い所を見極めることが肝要です。
正しく塗料選定を行いご希望の塗り替え工事の参考にしてください。
何かございましたら、お気軽にご相談ください。