「シリコン塗料」は外壁塗料に使用する塗料のなかでも、費用と性能のバランスが非常に優れています。
そのこともあって最も高いシェアを占める塗料でもありますが、他の塗料と比較してどのような違いがあるでしょうか?
今回は「シリコン塗料」のメリットとデメリットについて解説したいと思います。
シリコン塗料とは?
シリコン塗料とは、主要成分にシリコン樹脂を含む塗料のことをいいます。
コストパフォーマンスに優れる最も人気の高い塗料で、外壁塗装のおおよそ70%をこのシリコン塗料が占めているともいわれています。
シリコン塗料のメリットとデメリットとは?
ここからはシリコン塗料のメリットとデメリットについて解説いたします。
シリコン塗料のメリット
- 費用対効果に優れる
- 採用実績が多い
- 汚れにくい
シリコン塗料は、材料費がお手頃でありながら耐久性が比較的高いことが大きな特徴です。
耐久年数は10~15年がおおよその目安で、メンテナンスを考慮してもそれなりの費用対効果が期待できます。
また圧倒的なシェアを占めていることから非常に多くの採用実績があり、外壁塗装としての適性やノウハウなどさまざまな蓄積があります。
そのことからも性能面は実証済で、広く信頼のおける塗料といってもよいでしょう。
そして塗膜の硬さと撥水性から汚れが付着しにくい点も特徴のひとつとなります。
シリコン塗料のデメリット
- ひび割れしやすい
- アマチュアには扱いにくい
シリコン塗料は経年とともに塗膜が硬くなり徐々にひび割れしやすくなるため、動きの大きな下地や揺れが発生しやすい立地などは配慮が必要になるでしょう。
また施工の際には一定程度のテクニックが必要になるなど、DIYで扱うには多少難しい面があります。
まとめ
シリコン塗料は、ウィークポイントが少なく、幅広く採用されているスタンダードな塗料です。
外壁塗装の塗料に迷ったときは、シリコン塗料を選択することが最も妥当といえるかもしれません。
ただしシリコン塗料以上に耐久性が優れる塗料もあるため、長期的なコストパフォーマンスを重視するなら、より高性能な塗料を検討するとよいでしょう。