シート防水とは?種類や特徴を徹底解説

防水工事

防水工事は、大きく「塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」の3種類に分けられます。
これらのなかで屋上やベランダなどでよく採用されているものに「シート防水」がありますが、どのようなものかよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
「シート防水」の材料や工法には種類があり、それぞれに特徴があります。
また、メリットの多い非常に優秀な防水工事である一方、いくつかの注意しておきたい点があることは知っておくとよいでしょう。
今回は、シート防水の材料や工法の種類について、またどのような特徴があるのかなどご紹介したいと思います。

シート防水とは?

シート防水とは、シート状の防水材を複数枚つなぎ合わせてつくる防水層のことをいいます。
塗膜防水が「塗る」防水層であることに対し、シート防水は「張る」防水層である点が大きな違いです。

シート防水の材料による分類について

シート防水に使用される材料の種類はおもに以下の2つです。

・塩ビシート
・ゴムシート

塩ビシート

厚さ:1.5~2.5mm
耐久年数:12~15年
塩ビシートは、現在のシート防水の主流として広く採用されています。
というのも、ゴムシートよりも厚く耐久性が高いことがその理由です。

ゴムシート

厚さ:1.2~2mm
耐久年数:10~12年
ゴムシートは、塩ビシートよりも薄く耐久性も低いため需要は大きくありません。
外的な衝撃で破れなどが生じるリスクが高いことから、シート防水として一般的に使われているのは塩ビシートになります。

シート防水の工法による分類について

シート防水に使用される工法の種類はおもに以下の2つです。

・密着工法
・機械固定工法

密着工法

シート防水の密着工法とは、下地面に対し専用の接着剤を使ってそのまま張り付ける工法になります。
短工期でコストも安くなりますが、下地の影響を受けやすい点では注意が必要です。
例えば、完成後に下地が動くようなことがあると追従し破れてしまうといったこともあります。

機械固定工法

シート防水の機械固定工法とは、まず絶縁シートを張り、さらに専用の機械を使って下地面から浮いた状態をつくって防水シートを張る工法になります。
下地に影響を受けることがないため、既存防水の種類や状態に関係なく施工できるなど自由度の高さがあります。

シート防水の注意点とは

シート防水は下地を選ばないことやコストパフォーマンスに優れることなどメリットは多いですが、シート防水特有の注意点があります。
おもな注意点とは以下の通りです。

・飛来物による破れ
・劣化にともなう結合部や端部に剥がれ

飛来物による損傷

外的な衝撃が直接加わると破れたり、穴が開いたりすることがあります。
防水シートに損傷が生じると雨水が入り込み、場合によっては雨漏りの原因になります。
シート防水は部分的な補修もできるため、損傷を確認した場合は速やかに専門業者に依頼することが重要です。
またとくに台風など強風が吹いた後には、飛来物はないか、あるいは損傷しているような部分はないか確認するようにしましょう。

劣化にともなう結合部や端部に剥がれ

シート防水は劣化が進むと結合部や端部に剥がれが生じることがあります。
これら部位で剥がれが生じると、雨水が侵入し影響を拡大させるようになり、場合によっては雨漏りの原因になります。
また台風など強い風が吹くと、隙間に風が入り込んでめくれ上がり、ますますリスクが高まる点は注意が必要です。
定期的に点検を行い結合部や端部で隙間が生じている場合は速やかに適切な処置を講じることを心がけましょう。

まとめ

シート防水は、性能とコストのバランスがよい人気の高い防水です。
できるだけ長く機能を維持するよう定期的な点検とメンテナンスを行いましょう。
またとくに台風の前後は、強風の影響を受けるような症状はないかチェックをしておくことをおすすめいたします。

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